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夜遅くに読んだ 「シモネッタのどこまでいっても男と女」 田丸公美子著

シモネッタのどこまでいっても男と女シモネッタのどこまでいっても男と女
(2014/04/15)
田丸 公美子

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シモネッタのどこまでいっても男と女」 田丸公美子

イタリア語通訳者で、大好きなエッセイストの田丸公美子さんの新刊が出ていました^^

下ネタを思いっきり笑いとばすことができる数少ない(と思う)エッセイストです。

ほとんどの著作を読んでいます。

あ、でも、もし他人の目が気になる方は、

田丸さんの本はぜひとも誰もいない部屋で読んでいただきたい。

というのは、電車で読むと、爆笑すること必至だから(←2回ほど経験あり)。

最初のころのエッセイは、イタリア語通訳の仕事を面白おかしく下ネタを交えて描かれています。

今回の新作エッセーは、趣を変えて、ご家族のことがかなり書かれていました。

その中で思わずはっとしたことがあった文章があって、

それが、公美子さんの旦那さんのお母さんのシズさんのこと。

結婚を機に満州へ渡ったシズさんは、戦後、

子供(田丸さんの夫)と一緒に中国から、ほとんどの財産を残して、

命からがら北朝鮮へそして日本へ帰ります。

シズさんのことをこう書きます。

「決して後ろを振り向かない前向きな性格。」

「常に自分を100%肯定する」



その理由の背景を公美子さんはこう推察します。

それは、

「本を読まないところから派生していると思っている。

小説などの書物をほとんど読まないから、物事を深く考えない。

それが、唯我独尊の強さの秘密だ」


この文章の下りは、思わずなるほどと思いました。

本を読まないからそれがいいというわけじゃなくてね。

幼くして亡くなった娘のことを神に頼んでも、

生き返るわけではない。

時間を取り戻せるはずもないし、

自分と誰かを交換できるはずもない。

知識よりも、今日のごはん。

「深く考える」と、シズさんの波乱万丈の人生は、

とてもとても越えられない。

そんなことが到底言えないほど、シズさんの波乱万丈な人生。

この時代に生きたからこその、人生観だと思います。


深夜、読み終えて。

田丸公美子氏の軽快なエッセイや、

ブラックジョークも下ネタのベースが垣間見えた(見せてくれた?)

とても意外な旦那さんやご両親だったけれど、それがなければ、今の田丸さんはないとも思いました。


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tag : 田丸公美子 シモネッタ

2014-08-13 : 読書 : コメント : 0 :
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